ぎっくり腰とは
ぎっくり腰とは、下肢のしびれを伴わずに、体動時に腰部付近のみ痛む状態のこと。
また、せきやくしゃみなどで、腰に痛みがひびきます。
ぎっくり腰の原因
はっきりした原因は不明と言われています。
腰部捻挫や椎間板ヘルニアおよびその前駆症状、骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折の原因があるともいわれています。
まあ、言われていることはおおむねそんな感じだと思います。
ぎっくり腰は腰の痛みの状態を表しているだけですので、原因は多岐にわたると思います。
ぎっくり腰になるときはもうすでに腰の状態が悪い状態であったと考えます。
悪い状態の腰部に最後の何かの刺激が入ってグキッというあの嫌な痛みが発生しているということです。
●その日の体調で持てる重さの限界を超えて重たいものを持った。
●その日の体調が悪く、いつもは腰の動きの前に体が準備をするのに、腰部の悪い部分の周囲の筋肉組織などが準備をする前に動いてしまった。(動作はすべて無意識のものです)
●腰部の悪い部分がそろそろ限界を迎えている。
以上な感じで神経に刺激が入り、強烈な痛みが発生…などととらえています。
このようにぎっくり腰の原因として、もともと悪かった腰部とその日の体調(自律神経の不調和)が大きくかかわっていると考えています。
ぎっくり腰を自分で治す
まず、第一にできることは『安静』です。
痛みの周囲で筋緊張がかなり強めに起きています。これは体が(脳が)必要と判断してとっている状態なので、体が(脳が)もう必要ないと思うまで続きます。痛む度に筋緊張状態は続きます。ですので、痛みがなるべく出ないように『安静』です。
痛みが治まった後は、『とにかく落ち着いて動く』です。
動きの際に不意に…、無意識に…をなくすと(減らすと)で、ギクッとなる確率を大幅に減らすことが出来ます。
そして、腰部の負担を減らすように、日常の姿勢を改善することです。
一概に姿勢を改善すると言っても、まずは正しい姿勢を理解しなければなりません。
正しい姿勢とは…簡単に言うと、骨盤を後傾させない姿勢です。
骨盤を少しゴロンと前へ転がすイメージ…難しいでしょうか。
ちなみに胸を張った姿勢は腰への負担が大きいです。
骨盤が起き切っていない状態で無理に腰椎上部を反らしているからです。
体の左右のひねりや足を組む姿勢なども要注意です。
また、姿勢とともに筋力の強化も欠かせません。
その姿勢を維持するとともに、腰部の患部を保護するためにも、筋力は必要となります。
自分で治す…から逸れてしまいますが、当院の整体で腰部の悪い部分を改善しつつ、上記の姿勢改善ポイントを押さえていただいたら、より確実にぎっくり腰の改善がはかれるということになります。その姿勢のコツはご来院の際にあなたに合った方法を考えさせていただきます。
また、筋トレや姿勢を正すことが日常的に続けることが難しいならば、定期的に当院の整体を受けることである程度補完できます。
整体でぎっくり腰を改善(和泉市・つじ自然整術院)
●腰周囲の筋肉の緊張を軽減します。
●緊張を取ることによって腰椎(腰の骨)を動かすことができるようになります。
●腰椎を動かし(ほんの少ししか動きませんが…)痛みの直接の原因を軽減します。
●そのさらに周囲の骨盤、胸椎、股関節、さらには首、膝に至るまで腰への悪影響を及ぼすと考えられるを箇所を調整します。
●自律神経を整え、自分の力で改善する方向に導きます。
※改善の程度は痛みの強さに比例しません。痛みの『期間』や、ご自身の『治る力』の強さに影響されます。
言い換えれば、ものすごい痛みでも早めに改善することもあれば、違和感に近い痛みでも長引くことがあります。
ぎっくり腰についてもう一言
ぎっくり腰は2~3日前からかもしれませんが、腰の異常な状態はもっと前から始まっています。
10年20年ではきかないかもしれません。
そんなぎっくり腰の原因が、少しの筋トレや数回の整体で完全になくなることはありません。
ただし、ぎっくり腰の痛みだけなら一回の整体で完全に取り除くことができることがあります。ただし、ぎっくり腰の状態は頑固ですので、施術その場でとれてしまうことは稀です。
一度の施術で様子を見てもよいですし、何度か詰めて通っていただくのも効果的かと思います。
ただし、前述通り、腰の悪い状態は続いていると考えていますので、私のお勧めは、当院の整体で痛みを軽減し、同時に姿勢などに気を付けて、改善の後には月に一回でも整体でメンテナンスすることです