顎関節症とは
●顎関節症は20歳代の女性に多い
●あごの動作で、顎関節の痛み、異音(クリック音)、顎関節周囲の筋肉や靱帯の圧痛など
●開口障害や咀嚼障害
●頚肩のコリ、痛み
顎関節症の原因
一般的には
●過度の開口(あくびなど)や、硬いものをかんだことがきっかけで発症
●歯のかみあわせの異常によって顎関節(とくに関節円板)が傷ついたり、あごの運動に関与する咀嚼筋の連係に支障をきたすことによる
●精神的ストレスからくる顎関節周囲の異常な緊張も関与
などと言われています。
勿論上記のことも原因かもしれませんが、私の感覚では、ストレス以外は原因ではなく要素の一つもしくは発症のきっかけ程度に思えます。
私の感覚では、
●ストレスや姿勢による頸部前面の偏った筋緊張
●咀嚼の偏った癖
辺りでしょうか。
姿勢については、胸郭の状態も大きく影響しているように思います。
どちらにせよ、短期的に陥った状態ではなく、長年の蓄積によるものでしょう。
顎関節症を自分で治す
顎関節の土台がすでに歪んでいると考えましょう。
口先だけで帳尻を合わせることは状態をこじらせることがあります。
まずは、筋緊張の緩和を考えましょう。
場所としては、顎の周囲になりますが、エラ付近の下部やその流れ上の胸鎖乳突筋周囲、また、デコルテと呼ばれるような胸部の上端付近です。
その部分をさすることや温めること、ほんの少し揉み解すなどで筋緊張を緩和させましょう。
あとは出来るだけ痛みが出ない程度の動きの範囲内で動かしましょう。
整体で顎関節症を改善
(つじ自然整術院の無痛の整体)
●顎関節周囲の筋緊張の緩和をする。
●顎関節の位置調整
●頚肩部の筋緊張の緩和
●頚肩部の歪みの調整
●胸郭の歪みの調整
など、胸郭に対しては、背面肩甲骨付近、胸椎周囲の調整が必要になります。
とにかく、顎関節の異常と言えども、かなり広い範囲で施術をしなければなりません。
顎関節症についてもう一言
噛み合わせの不良や顎関節のズレは長年の積み重ねで形成されますので、完全に戻すことは出来ないと考えたほうが良いでしょう。
ただし、付随する肩こりや頭痛などの症状は、顎関節が完治しなくても、かなりの軽減が期待されます。
勿論、顎関節の痛みに対しては効果的に施術を行えますので、ぜひ当院の整体を選択肢の一つとしてください。
とにかく、顎関節の症状に対して、噛み合わせをよくするために歯を抜くなどの対処をする前にご来院することを強く願います。