スポーツ障害について
全身バランスよく使うスポーツはなかなか無いもので、偏った使い方、特定部位に負担がかかるものです。
当然、負担のかかる部位に何か悪影響が出ることが多いです
野球なら野球肘、野球肩、ジャンプ競技のジャンパーニー(膝)、テニス競技のテニス肘など競技の名前がつくほどです。
おおむね、膝、肩が多く、腰部にも負担が大きくかかっている様です。当然、競技や体の使い方によって、足関節、肘関節、手関節など、あらゆる関節において不具合が出る可能性があります。
スポーツ障害の種類
●野球肩
●リトルリーガーショルダー など
野球の他、バレーボール、テニス、サッカー、ラグビー、アメフト、柔道などあらゆるスポーツで肩に障害が出る可能性があります。
投球等の投てき動作や接触にによる障害などになります。
●野球肘
●テニス肘
●ゴルフ肘
●関節遊離体(関節ネズミ) など
肩同様、投てき動作時に負荷がかかったり、肘関節の回旋方向への負荷が主な原因です。
●ジャンパー膝
●ランナー膝
●鵞足炎
●腸脛靭帯炎
●前十字靭帯損傷
●半月板損傷
●分裂膝蓋骨 など
スポーツにおいて膝部には大きな負担がかかります。
また、繰り返し同じ動作を行うことも関節には大きな負担になります。
さらに、移動動作時に回旋方向への負担がかかることも多いため、周辺靭帯への負担も大きなものになります。
●シンスプリント
●アキレス腱炎
●足底筋膜炎 など
膝部程ではないと思いますが、足部にも大きな負担がかかります。
膝部同様、繰り返し同じ動作を行うことや、回旋方向への負担がかかることも多いため、周辺靭帯への負担も大きなものになります。
●その他、頸椎、腰椎、手関節、股関節など、動作の負担や外傷によって、あらゆるスポーツにおいて、あらゆる部分への障害の可能性があります。
スポーツ障害を自分で治す
骨折なら、骨のつき方に違いが出ますので、腕の良い整形外科か整骨院へ直行です。
炎症を起こして熱を持っているのであれば、アイシングです。炎症が落ち着けばやっと次の段階です。
まず、痛みが悪化する動作、負荷を避けてください。
そうすることで、痛みを和らげ、体の改善の邪魔をしない様に、安静です。
何か対処をしたくなるのはわかりますが、何もせず安静です。
どうしても何かをしたいのなら、さする程度か、患部が熱くなければ温めることです(温めて痛みが増すなら止めます)。
少し痛みの改善があれば、ほんの軽いストレッチをするぐらいでしょうか。
この時もやりすぎないように要注意です。
改善後はスポーツを行っていくのなら、筋肉をたっぷりつけて、痛みの出た弱くなった所を保護、強化することです。
整体でスポーツ障害を改善
(つじ自然整術院の無痛の整体)
まず初めにお断りになるのですが、外傷に対しての整体については、直接的に改善をはかることはできません。
整体は、けがの治療ができるものではないのです。
骨折は治せませんし、靭帯断裂は元に戻せません。
ただし、良い効果を得ることはできます。
例えば、靭帯が伸びてしまったとします。
靭帯が伸びると、当然関節にずれが生じます。
このずれに対して整体施術をすれば関節のゆがみは改善され、痛みの軽減と、靭帯の伸びを最小限に抑えることが出来ます。
これを治ったと表現するならばそうなのですが、靭帯の伸びを元に戻せたわけではないので、治ったわけではないのです。
この整体後の良い状態を維持することで、ある程度まで治っていくのです。
半月板損傷など損傷にとどまっていれば上記の様な効果が期待できます。
例えば、同じ動きで負担のかかった関節があるとします。
その場合は負担のかかっている関節に関わる筋肉の緊張を軽減し、関節のズレを改善することで、痛みが改善することになります。
この際は関節の靭帯はほんの少し伸びていることもあるでしょうが、ほんの少しのうちに対処ができれば、施術の後、改善が進めば、当分再発せずに済むことも多いのです。
勿論、同じ使い方を続ければ、また同じ状態に陥ることになる確率はあります。
スポーツ障害の改善ついてもう一言
同じ部位に同じように繰り返し、長期にわたり負担がかかりますので、治りにくそうに思いがちですが、日頃しっかり鍛えている方は、症状の改善を早目に感じることが出来ます(もちろん程度によります)
筋肉がガッチリと関節などを守っており、治りやすいのもあるのですが、体の治ろうとする力がとても強いです。要するに健康な体と言う事です。
とは言え、やはりスポーツの負担は大きなものになりますので、無理を重ねると、手術の適応になってしまいますので、気をつけなければなりません。
当院の整体は、関節へのアプローチにとどまらず、自律神経への働きかけも行うことで、自分で治ろうとする力(自己治癒力)を高める効果も望めます。
整った体は微妙な体使いにも良い影響が出ます。痛みの改善に加えてさらに良い効果もあるでしょう。