肩こりと首と肩甲骨と鎖骨…和泉市整体
肩こりと首と肩甲骨と鎖骨
肩こりは、当然肩の周囲に何らかの悪い状態があると考えます。
1番多いのは首の悪い状態。
主には脊椎の大きな流れからの胸椎、頚椎の湾曲異常(多くは猫背状態)で、頭部の重さを正しく支えられていない状態です。
さらに猫背による鎖骨が下がり(胸郭が下がり)があります。
これは、胸郭の前方が下がってしまい、鎖骨、胸骨などが下がることで、胸鎖乳突筋を始めとする頸肩に関与する筋腱の緊張が高まり、肩こりにつながります。
また、同様な考え方で、猫背や作業姿勢からの巻き肩(肩が前方に出る状態)で、肩甲骨が左右に開いた状態になり、周囲の筋腱が引っ張られ、肩のこり感を強く感じます。
加えて、そこに重力がかかります。
これらの要素で、肩周りの筋腱は日常的に引っ張られ続け、肩こりになってしまうのです。
ちなみに、本来の肩の筋肉の硬さを肩こりと感じている方は少なめなのです。
肩の筋肉(僧帽筋)も普通の筋肉ですので、強く使えば筋肉質になります。しかし、ボディービルダーも僧帽筋を鍛えて体型を作りますが、肩こりで悩まされてはいません。あくまでも不自然な引っ張りが、肩こり感じてしまう要素なのです。
上記を考慮すれば、肩のこりの部分をもみほぐすといったことで、本来の肩こりが解消しないであろうことが想像されます。
確かに、肩の筋肉をグーッと押し込むと、とても気持ちが良いし、その場では楽になった気はしますが、その筋肉の硬さは原因ではなく結果ですので、肩こりを治そうとするならば、原因を改善する事が重要なのです。(もちろん、こわばった筋肉を和らげることが不必要というわけではありません)
主に猫背など、姿勢の悪さによる、脊柱の不自然な湾曲で、頸部への負担や鎖骨を始めとする胸郭の下垂、肩部の前方転移による肩甲骨の異常な位置関係によっておこるのが肩こりです。
そのことが理解できれば、自ずと解決策が見えてきます。
また、当院では各関節の位置関係の改善を行うとともに、余計な緊張部の緩和や、自立神経を整える作用により、肩こりを感じにくい体に変えていくことが可能です。
慢性的になれば厄介ですので、お早めの対処をおすすめします。